ゴミの分類、社会人としてしっかり覚えておくべき
ご家族と一緒に暮らしているときには、ゴミの分別など頓着なく、ご両親に任せていたという方も多いと思います。
また主婦の方も、引っ越しなどで自治体が変わることで、分別の仕方が違うことがあるので、理解しておく必要が出てくることもあるのです。
自治体により仕分けも違いあがりますが、一般的な分別は決まっています。
可燃ゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミ、不燃ゴミなどに分けることが必要なのです。
ゴミの分別、分類方法を理解しよう
可燃ゴミは文字通り、「焼却処分できるゴミ」のことで、ゴミを燃やし、量を減らし腐敗を予防したうえで埋め立て地に埋められます。
燃料が必要となりますし費用もかかるので、ゴミの量を減らすことが必須です。
資源ゴミはプラスチック、金属などの再資源化し利用できるものをさします。
可燃ゴミ、不燃ゴミとは別に資源ゴミとして分けることで、リサイクルしやすいようにするのです。
ゴミを燃やすことで二酸化炭素が多くなり地球温暖化を促進するといわれているため、利用できる資源ごみを分別し再利用できるようにすることは重要なことになります。
また、日本はもともと資源が少ない地域なので資源を大切にするという意味もあるのです。
粗大ゴミは大きさ、重さが一定以上あるゴミになります。
自治体によって粗大ゴミの定義が違うので、自分がお住いの自治体の粗大ごみ定義を理解することが求められるのです。
また粗大ゴミとして出してしまいがちですが、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビという4品目は家電リサイクル法指定品目なので粗大ゴミに出せないということも理解が必要となります。
リサイクルの中で特に注目されているレアメタルとは
資源ゴミとして特に注目されているのがレアメタルです。
レアメタルというのは希少金属のことで、産出量が少ない、また技術的な理由からものがあっても抽出が困難であり、しかも需要が高い金属をさします。
レアメタルとして認定されている金属は現在、リチウム、タングステンなどの31種類です。
>>レアメタルの基礎知識
レアメタルについては世界各国が供給量を増やそうとしており、産出国との駆け引きが非常に熱く行われています。
ロシア、中国、南アフリカ、オーストラリアなどが主なレアメタル産出国です。
レアメタルがあることで外交で優位に立つこともでき、日本は特に中国への依存度が高いので、関係によって供給確保が難しくなっているという状態も見えています。
では実際にレアメタルがどのようなものに利用されているのかというと、現代に生きる人に必要不可欠なものに利用されているのです。
パソコン、携帯電話は仕事にも生活にも必要不可欠なものとなっていますが、これらの商品にレアメタルが必要になります。
そのため、パソコンや携帯電話の再利用が求められるのです。
レアメタルが枯渇すれば、この先、様々な産業に支障が出てきますし、機器の進化も進まなくなることが予想されます。
そのため、この大切な資源が枯渇しないように、パソコンなどレアメタルが利用されているものをリサイクルする仕組みとして業者に回収を徹底するなどの取り組みが行われているのです。