環境を考えることが多い現代、知っておきたいことは多い
温暖化や異常気象が示すように、地球環境が明らかに悪くなっていることを私たちも体で感じることが多くなっています。
簡単にごみにするのではなく、使えるものはリサイクルして利用するということが身についてきていますが、ちょっとわからない言葉もあるのです。
リサイクル、リユースという言葉も、違いがわからないという人が多いと思います。
リサイクルというのは不要となったものを再資源化し新しいものを作ることであり、リユースというのはごみとして捨てるのではなく再利用するという意味です。
古紙を原料として作ったものやペットボトルも再資源化して作ったものなどには、グリーンマークがついているのでわかります。
一番世間に知られている環境に関する言葉ですし、一般家庭にも企業にも根付いている言葉です。
リサイクルは再生紙などで知られています。
一度利用した用紙をリサイクル業者が回収し、リサイクルペーパーとして利用するなどがリサイクルです。
リユースは、例えばシャンプーなど使い切ってからもシャンプーの詰め替えを利用する、お子さんの使ったおもちゃを知り合いにあげることで利用するなどになります。
リユースも今ごく普通に行っているというご家庭が多い行動です。
リサイクル、リユース、リデュースで3R
リサイクル、リユースという言葉に加えて、リユース、リデュースという言葉も出てきています。
この3つの「R」のついた言葉を3Rということもあるのです。
3Rは、今までの廃棄が主な世界から、モノを循環させる経済システムを構築する考え方であり、これにより地球の資源を無駄に利用せず、地球環境にやさしい生活をしようという行動をまとめています。
近頃は環境問題に対し自治体も大きく動き出しているため、3Rの行動を促進しているところも少なくないのです。
リユースは元の形を変えて新たに利用できるものとするもの、リサイクルは形を変えずに再利用するもの、ではリデュースはどういう行動なのか、これも理解しておく必要があります。
3Rのリデュースとはどういう行動なのか
リデュースというのは「廃棄物」そのものをできる限り出さない、減らす行動です。
たとえば使えるものをしっかり利用し、不必要なものを購入しないこと、一度購入したものは長く利用することなどの行動こそ、リデュースとなります。
ものを購入するとき、ただこれが欲しいと思って購入するのではなく、本当に必要かどうか、今持っているもので十分活用できないか、代用できるものはないのか？を考えることが、リデュースにつながる行動です。
割りばしを利用せず「my箸」を利用する、紙コップの減量のためタンブラーを持ち歩くといった行動はリデュースにつながります。
そのほかにもあるRとは
リサイクル、リユースのほかにリデュースがあり、またそのほかに、リフューズという言葉、さらにリペアという言葉もあるのです。
リフューズは、不要なものをいりませんと断わる行動で、リペアは一度利用した商品について必要な修理を施し長く使い続けることを言います。
このほかにも、購入先に戻すリターン、リサイクルされたものを購入するリバイ、再生品利用を心がけるリジェネレーションという言葉も、Rの仲間に加わりつつあるようです。
いずれにしても、個人個人が地球環境のことをしっかり考える事、真剣に向き合うことが大切なことで、地球環境促進の個人の行動を拡散していくことも重要だと思います。
